シミ付き、固着防止性能
乾燥してもシミにならない、固着しない性能を持ったアンチデポジットの性能検証
「アンチデポジット」実際の効果はいかに?
機能のメカニズムや能書きなどはこちらで解説させていただいたとおりですが、実際使ってみてどうなのか?という部分はユーザーにとって気になる部分だとおみます。
図やイメージを使って、テキストで解説という性能説明はスタンダードで訴求効果も高いのかもしれませんが、慣れてしまったユーザー様にとっては正直うんざりという感想をもっているかもしれません。
実は開発担当の私も「図やイメージ」を使った解説というのが大嫌いです。もちろんメカニズムを分かりやすく解説する上では必要なのですが、やはり実際はどうなのか?という部分を写真で証明したいという気持ちがあるからです。
カーシャンプー100倍希釈液を固着乾燥させる検証
実験に使用した水道水は硬度70程度。その月の水道局データをもとにしています。そしてアンチデポジットカーシャンプーを水道水で100倍に希釈したシャンプー液を作ります。
それをテストパネルに垂らして放置して乾燥させます。放置期間ですが1ヶ月設けてあります。商品開発時の検証では3日程度の検証データで十分であろうと考えていました。
しかしながら「酸性カーシャンプー」という部分で塗装への攻撃性が強いのではないか?という印象を持たれていたら払拭したいと言う想いもありましたので1か月放置しました。
マーキングに関しては着色マーカーよりも信頼性を重視してテストピースの塗装を削ってマーキングしました。白く×印になっているところです。
1ヶ月放置しましたので埃を被ってしまい見苦しいテストパネルになってしまいましたが、これを水洗いを行った結果の画像が下の画像です。クリックで拡大してご覧いただけます。
全くと言っていいほど擦ってもいません。使用したのは水です。スポンジで1往復だけ軽くこすって、その後はマイクロファイバークロスで拭き取っただけです。
アンチデポジット カーシャンプーの検証結果
イオンデポジットを除去する性能に関しては、固着防止機能のオマケ程度の性能ですが、本来の目的である固着防止性能に関しては今回の検証結果だけでいえば「完全防御」と呼んで差し支えのない性能でした。
本来開発側からすれば、「絶対」「完全」という言葉は使ってはいけないのですが、「固着防止性能」だけに関して言わせていただくならば改良の余地が見当たらないほどの完成度です。
また、洗剤成分や水由来の固着成分もなければ、酸性による塗装浸食やダメージも皆無でした。酸性の製品は乾燥して濃度が高くなると危ないと言われておりますが、その点に関しても安心してご使用いただけることが証明されております。