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ガラスコーティングとは?

最近よく耳にするガラスコーティングってなに?ガラスコーティングの疑問と基礎知識

ガラスコーティングって何ですか?

 一昔前はガラスコーティングと言えば有名某社のウィンドウコーティング「ガ〇コ」なんかが想像できましたが、現在ではガラスボディーコーティングの認識もずいぶん広がってきたように思います。

 ガラスコーティングと言えばボディーのコーティングのことを意味するようになって来ており、窓ガラスに関してはウィンドウコーティングと呼びます。

 ディティーリングやコーティング専門店では以前からメジャーな存在と言えましたが、カーディーラーが本格的に取扱いを始めてから、一般ユーザー層にもずいぶん認識されると共に、通信販売でヒットを飛ばしたガラス繊維系コーティングの登場も一役買っていると思います。

 しかしながら、その実態がいったい何なのか?もしくは宣伝文句をそのまま鵜呑みにしているだけで本質を理解しているユーザーさんは少ないかと思います。このページではちょっとコアになってしまいますができるだけ分かりやすく解説します。

認識されているガラスコーティングの姿

 透明なガラスの被膜でボディーを包むことのできるコーティング剤。多分そういった感じの認識が強いかと思います。

 インパクトとしては抜群な宣伝文句「本物のガラス被膜で塗装とボディーを覆う(※検索でキャッチコピーに使用されていないことを確認済み)」のような感じでそのまま認識されているかと思いますが、実際にガラスの膜が表面にあったら割れてしまいます。

 本当にガラスと同性質のものを塗装分子に結合させているタイプもありますが、これも膜として認識できるか否かは不明で電子顕微鏡による証明画像などがあってもいいのではないかと思っていますが見たことはありません。

 塗って拭き取るだけで認識できるほどのガラスの膜ができるか否かの事実関係は別として、ガラスと同質の成分を塗装に分子結合させるタイプのコーティングは実際に存在しますし、そういったタイプこそが成分的に考えると真の「ガラスコーティング」だと思います。

硬化系コーティング全般指す

 硬化した物質がガラスであるか否かという問題点を考えなければ一般的にガラスコーティングと呼ばれている製品は、常温で硬化反応を起こし被膜を形成するコーティング剤全般を指します。

 硬化系にも実は様々な種類があり、2液性、3液性、など混合して反応を得るタイプ、CPMの硬化型コーティング剤のように1液で空気中の水分と反応して硬化するタイプです。

 実際使っている液材も触媒も溶剤も似たり寄ったりですが、何種類かあるため実態が掴みにくい印象にはなっていると思います。よって常温で硬化するタイプの「コーティング剤全般をガラスコーティング」とする認識で間違ってはいません。

ガラス系やガラス繊維系は?

 こういった表記のコーティング剤を十数種試して硬化するか実験しましたが、ほぼ硬化しません。一社だけかなり硬化速度が遅いものの硬化する製品を扱っていましたが、この製品はガラスを特に推した製品ではありませんでした。

 基本的に~系~繊維系は硬化するガラスコーティングとはリスクを抑えた代わりに硬化した被膜ではない別物と考えておいたほうが間違いは少ないです。被膜の構造がsio2(石英ガラス)に近いもの、si(ケイ素)を含んだ重合体であることからガラス系やガラス繊維系と呼ばれているものと思われます。

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