ＣＰＭ製品×重ね塗り対応表：エクスシールドFAQReシールドFAQコーティング関係FAQ

ＣＰＭ製品×重ね塗り対応表

ＣＰＭのコーティング剤、エクスシールド、Ｒｅシールド、クロスリンクス、グロスコアなどの重ね塗りの相性などについて。

　簡単にまとめますと、エクスシールドにエクスシールドは×。エクスシールドにＲｅシールドは〇。エクスシールドにクロスリンクスは〇。

　Ｒｅシールドにエクスシールドは×（施工後完全反応前は〇）。ＲｅシールドにＲｅシールドは〇。Ｒｅシールドにクロスリンクスは〇。

　クロスリンクスにエクスシールドは×。クロスリンクスにＲｅシールドは〇。クロスリンクスにクロスリンクスは〇（連続施工の一定回数以上は効果が薄くなる）

グロスコアは単独での重ね塗りは○、エクスシールドの重ね塗りも○、Reシールドのメンテナンスも○、クロスリンクスは完全硬化後の重ね塗りなら○。ホイールコートはグロスコアと同じ扱いとして下さい。

現在の被膜/重ねる被膜	エクスシールド	グロスコア	Reシールド	クロスリンクス
エクスシールド	☓	☓	○	●
グロスコア	○	○	○	●
Reシールド	△	△	○	●
クロスリンクス	☓	☓	○	○

○・・・施工可能　重ねることによって一定以上の効果が認められる

△・・・反応前の連続施工ならば重ね塗りによる一定の効果が期待できる。

●・・・完全硬化後に使用するメンテナンス用オーバーコート剤として重ね塗りが有効である。

☓・・・重ね塗りは可能だが密着不良などの要因で効果は薄い。費用対効果が薄い。

理由は以下を参照してください。

　防汚性が極めて高いためエクスシールドを層状に重ね塗りしても倍加するような効果は得られません。重ね塗り自体は出来るものの、上に塗ったエクスシールドの層は耐久性が低くなります（密着不良）

　エクスシールド上に施工できるコーティング剤は、粉砕研磨粒子を含んでいるＲｅシールドが最も確実で表面の汚れを除去しながらエクスシールドと同質被膜を再形成することが出来る唯一無二のメンテナンス＆コート剤です。

　メンテナンス効果などを有さず被膜に直接重ね塗り、上塗りが出来るのはクロスリンクスです。クロスリンクスはエクスシールドの被膜上に重ね塗り（オーバーコート）することを主目的に開発され、特殊な結合材料（カップリング剤）を含む画期的な製品です。

　更にオーバーコートした際にエクスシールドの防汚撥水被膜の性能を低下させないために、フルオロアルキルモデュファイドシランと呼ばれるフッ素系の特殊材料とケイ素系のガラス硬化被膜材料を掛け合わせています。

　クロスリンクスの上にエクスシールドは施工可能ですが本来の性能を発揮出来ません。クロスリンクスのフッ素被膜特性による密着不良が起きます。施工する際はＲｅシールドでリセットする必要があります。

　超微粒子粉砕研磨剤を含むメンテナンス剤です。エクスシールドのコーティング剤主成分を含み、研磨剤で表面を整えながらアンカーのように物理的に研磨粒子でコーティングの成分を打ち込むことができるため、表面の被膜性質に左右されずに被膜形成することができます。

　よってクロスリンクスの上にも施工可能です。Ｒｅシールドの被膜はエクスシールドの性質と同等であるため、Ｒｅシールドの被膜が完全反応した後にはエクスシールドは定着不良を起こします。

全てのコーティング剤に対してメンテンス＆強力なオーバーコート機能を持つ唯一の硬化系ガラスコーティングのメンテンス剤になります。

　Ｒｅシールドが物理的な力（研磨粒子によるアンカー）を利用しているのに対して、クロスリンクスは化学的な力を使ってエクスシールド上に定着することができます。

　接着剤もくっつくものや付かないものがあると思いますが、その原理と同じです。エクスシールド上に結合可能な材料を選定してコーティング剤にしました。たいていのコーティング被膜にはオーバーコート剤として使用できます。

　クロスリンクスの上にクロスリンクスは施工できます。クロスリンクスの上にＲｅシールドは施工できます。クロスリンクスの上にエクスシールドは定着不良を起こします。

　よってエクスシールドを再施工する場合はRE-シールドの施工を一回挟むことによって非常に効果的になります。Re-シールド被膜はエクスシールド被膜と同質ですからReシールドを施工したあとにあえてエクスシールドを施工する必要性はありません。

　エクスシールドと比較して密着結合に使用している成分が強力で、エクスシールドと比較して同一製品の重ね塗りが有効です。

　目安として3～4回の施工までが有効と確認できます。硬化後に施工することによって被膜を積層化することが可能です。

　ベースをグロスコア、オーバーコートでエクスシールドを重ねるのは非常に効果的です。Re-シールドでのメンテナンス対応。クロスリンクスの上に重ね塗りするのはNGです。

　クロスリンクスをオーバーコートしている場合はエクスシールドを施工する際と同じように、Reシールドなどと同じように一回リセットが必要になります。

　グロスコアと同じ性質として考えて下さい。

　その他、他製品などと組み合わせたい場合は個別での判断ができかねる場合があります。グロスコアとの重ね塗りを解説したページに溶剤系や非溶剤系のコーティングを重ねるときの目安になる記載がございますのでご確認下さい。