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市販品など他製品でのメンテナンス

カー用品店やネットで購入できるメンテナンス剤などの対応や使用の可否に関して解説します。

市販の研磨剤、メンテナンス剤を下地処理に使用する場合

 エクスシールドをはじめReシールド、ホイールコートなどは、石油系有機溶剤と反応します。そういった場合に本来の性能が発揮できないケースが確認されております。

 したがってReシールド以外のメンテナンス製品を用いて下地処理を行う際には弊社のアルコール系脱脂剤を使用する、もしくはノンシリコン、ノンワックスの水性コンパウンドでの下処理お奨めいたします。

他社製品との混合使用、組み合わせに関して

 塗り重ね、オーバーコート等の質問と同様のニュアンスにもなりますが、他社製品との組み合わせは完全に把握できないため正確なお答えが出来ません。自己責任にてお確かめください。

 また専門的、技術的な質問になりますので開発部直通でメール対応のみになります。以下基本的な情報を記載しておきますので判断材料にしてください。

フッ素樹脂を含む製品に上塗りする場合

 フッ素樹脂は防汚性能に優れているため定着不良を起こします。ただし素樹脂は防汚性能が優れていますが、汚れを寄せ付けない性質と同時に塗装面に性質を付加し続けることが困難な性質もありますので、特殊な方法を用いない限り塗装面に長期間残すことはできません。

 よってフッ素樹脂を含む簡易系の製品なら一ヶ月も経過すればフッ素による防汚効果は著しく減退するため定着可能になります。またフッ素系を謳いながらも被膜には全くフッ素が残存していないケースも多く、そういった製品に関しては定着します。

ケイ素系の製品に上塗りする場合

 現在非常に多いガラス繊維系などの製品です。フッ素樹脂と重合反応させた製品はフッ素の効果が長く続くものもありますが、撥水が弱くなり親水に近い状態ならばフッ素の効力は減退していると判断でき、定着可能になります。

 基本的にフッ素は阻害要因になりますが、ケイ素に関しては非常に強く結合しますので、フッ素を含まないケイ素系コーティングの被膜にはかなり強力に定着することが可能です。

 ただし「耐久性」の面で考えたときに、塗装と結合しているベースが弱ければ、ベースの上に塗られたコーティング被膜がいかに強靭でも意味がありません。耐久性はベースコートの性能が重要になってきます。

地盤の弱い建物の上に、如何に強固な建造物を作っても無駄という例えが分かりやすいと思います。エクスシールドなど弊社の硬化型ガラスコーティングの密着力は相当強いですが地盤が弱ければ地盤ごと取れてしまうといったイメージです。

ケイ素系、かつ硬化型コーティングの場合

 親水や弱親水系の、極めて純ガラスに近い性質の被膜には非常に強く結合することが可能です。大抵の硬化型コーティングの塗装密着エネルギーは強力ですから、上塗りしたエクスシールド、またはReシールドの耐久性に関しても望めます。

硬化型かつ、撥水・ハイブリッドの場合

 エクスシールドのように撥水効果だけでなく防汚効果が高い被膜の場合は定着不良を起こしますが、撥水効果と防汚効果はイコールではないので定着するか否かは判断が難しく、実車ではテストが危険なためテストピースなどを用いて検証を行う以外は確認ができません。

 また、個別に検証の依頼は現在請け負っておりませんのご了承ください。表示材料からの推測等になります。

フッ素系のハイブリッドガラスコーティングには定着しません。(※エクスシールドはフッ素を使っていません)

超撥水、超滑水ガラスコーティング エクスシールド

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