コンパウンド(研磨剤)等を使った時の対応
研磨剤、研磨剤を含む製品を使った時の対応についてご説明させていただきます。
研磨剤を使用した場合
研磨剤を使用しますと、表面の撥水、防汚構造が破壊され撥水性能が低下します。これはエクスシールドもそうですが、クロスリンクスにも共通して言えます。
CPMのコーティング剤は硬化反応型のガラス被膜上に撥水防汚層を形成するタイプで、耐久性と撥水防汚せいの両立させています。よって表面構造を破壊する研磨剤を使用した場合は再施工が必要になります。(これは他社の高耐久コーティング剤でも同様です。研磨剤で破壊できないコーティング被膜は存在しません)
よってエクスシールドのメンテナンスに置きましては汚れ(イオンデポジットを含む)の除去と被膜の平滑化を行いながら被膜を再形成できるReシールドの使用をお奨めいたします。
以下市販品ご使用の際の注意点と対応です。
自動車用品において、単純に研磨を目的とした製品にはコンパウンドという名前が付けられていることが多く、これら名称を判断材料としていただくことができますが、そのほかに以下の材料を含む場合は研磨剤を使っていると判断できます。
酸化アルミナ、アルミナ、シリカパウダー、珪藻土、レジンパウダー、金剛石、ジルコニウムなどが成分に含まれている場合は確実に研磨効果があります。単純に研磨剤と記載されている場合も含みます。
これらの表記がなく、研磨剤が含まれているケースも多々あります。被膜構造を維持しながらメンテナンスを行う場合は他社製品を混用せずにCPM製品を使用していただければ安全です。
ただし特性を理解していただいた上で他社製品を混用し、ユーザー様自身にとってより良い使用方法が見つかるようなケースもあるかと思います。CPMは新しい可能性や使用方法を否定いたしません。