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黄砂による洗車傷対策

黄砂による洗車傷を抑制する洗車方法や、コーティング剤について

洗車傷対策について

 黄砂は硬度の高いシリカなどを含む鉱物性の微粒子であるため、乾燥した状態で拭き取ったり擦ったりしますと傷を作ってしまう原因となります。

黄砂が飛散していない合間で洗車を推奨

 風向きや、風の強さで黄砂が飛ばない日がありましたら積極的に洗車をしましょう。時期的に黄砂が多いと、どうせ洗ってもすぐに汚れるし、傷が付くから洗車は控えよう・・・実際に洗車・コーティング事業に携わるプロでもこういった考え方の人はいると思います。

 しかしながら黄砂は堆積量と放置時間によって凝縮が進み、塗装面から取れにくくなります、こういった状態になりますと流水で落とせる量が極端に少なくなり、擦って落とす方法に依存するしかないのですが、この状態が傷を作る原因となります。

 軽度の黄砂堆積の状態から正しい洗車を行えば、黄砂が主原因となる洗車傷はほとんど入りません。通常時の洗車のレベルと同じ程度です。

 ただ、堆積し凝縮した黄砂を擦って落とすとなると話は別で、どうしても傷がつく原因となってしまいます。解決方法としては高圧洗浄機などが有効ですが、出来ればそうなる前の洗車を推奨いたします。黄砂を放置すると傷だけではなくシミの原因にもなります。

されど無理に洗車する必要なし

 どうしても天気と自分自身の都合が合わない時期が続くといった状況が続くようなケースは多々あると思います。そういった状況下ではついつい強引に洗車を決行したくなるユーザー様もいらっしゃると思いますが、ぐっと堪えるのも車のためです。

 黄砂の時期でも合間を縫って積極的に洗車をするべきだと書かせていただきましたが、黄砂が飛んでいる真っ最中、特に風の強い日の洗車は確実に洗車傷を量産しますので止めておきましょう。

 飛散量の多い時期では洗車したその場で黄砂が積もっていきます。特に拭き取り時に傷を入れてしまいやすく、車も綺麗になりませんので気を付けましょう。車の点検のサービスで洗車をしてくれるディーラーさんも多いかと思いますが、こういった場合には事前に洗車はしなくていいと断っておきましょう。

嘘?本当?黄砂の粒子径と洗車傷

 10μmの粒子径と聞くといかにも傷が付きそうな感じがしますし、下手に洗車をしないほうがいいのではないか?と思われるかもしれませんが、傷を量産してしまう原因は洗車のタイミングや方法です。

 特別な洗車方法を講じる必要は無いと書かせていただいていますが、間違った洗車方法では黄砂によって傷が助長される可能性は大いにあります。

 2μでも3μでも乾燥した状態で塗装に直接押しつければ傷は付きます。爪に引っ掛かるような大きな傷はともかく、太陽の光で無数に浮ぶ洗車傷は5μ程度から小さいもので1μ以下の傷まで目に見えています。

 意外かもしれませんが、細部が見えないだけで存在するか否かの確認だけなら人間の肉眼でも1μ以下の世界を観測することは出来ているのです。

ナノクラスの傷の観測例

 ポリッシャーで磨いた後、白色などの淡い色の場合は光の加減を調整してもまず視認できませんが黒などの濃色車で確認できるギラツキ、オーロラマークなどと呼ばれる研摩痕などはその最たるものです。

 これらの傷は条件が整わないと見えにくいですが確かに存在し肉眼で捉えることの出来る傷なのです。この話は余談ですので話を戻します。

洗い方と対策

 洗い方が原因なら、特殊な洗い方があるのか?と申しますとそうではなく、ページ最初で書いた通り、すでに当HPで書かせていただいている洗車方法を実施すれば「黄砂対策の洗車方法」になっています。

 基本的に塗装面には触れば触るほど傷がつくのは避けられません。購入してから1年間洗車をしなかった車、洗車を毎週行った車、無事故ならばどちらに傷が多いか?という問いがあったとしたら間違いなく毎週洗車をした車のほうが傷は多いと断言できます。

 しかしながら、どちらが綺麗か?と聞かれたら考えるまでもなく、洗車をした車のほうが綺麗なわけです。さすがに1年間ノーワックス、ノーコーティングの洗車なしで乗っていれば修正困難なシミ等も多数あると思います。

 綺麗に乗るために洗車を行う、しかしながら洗車は行えば洗車傷がついてしまう事は避けられないというある種の矛盾をいかに克服するか?という点は常に考えて洗車方法~コーティングの開発まで一貫して行っています。

 洗車方法はリンク先を参考にしていただくとして、簡単に要約しておきます。

「洗い方、対策として」傷を付けないためには・・・

1、強風時、直射日光下を避けるなど環境を考慮する。 

2、流水や高圧洗浄機で固形物、堆積物は一次除去する。

3、泡をふんだんに使う。(泡が洗車中に乾いてもシミになりにくいシャンプーを推奨)

4、強くこすり過ぎない、落ちない汚れは専用のクリーナーで、力を使わずに落とす。

5、拭き取り回数が少なくなるような工夫、例えばブロワの活用をする。または撥水、滑水性能の高いコーティング剤を使用する。

 簡単にまとめますと以上のような感じが弊社の基本的な考え方であり、そのまま黄砂対策の洗車方法になります。

 洗車中に乾いてしまうと傷は出来ずともシミが出来てしまう・・・そこで生まれたのが乾燥してもシミの出来ないADカーシャンプー

 そして付着物が定着しにくく、洗車の濯ぎ時に水切れが脅威的に良好(洗車機のブロワを使えば拭き取る水滴がほとんど見当たりません)。拭き取り負荷が減少すると同時に接触回数が減少するため洗車傷も抑制できるエクスシールド

 最終的にCPM製品の宣伝のようにもなってしまいましたが、実際にユーザー目線で開発を行った結果、理にかなった製品になっていることがお分かりいただけると思います。

 もちろんCPM製品でなくても上記洗車方法は有効です。製品に関しましては謳い文句や売り文句に飽きたユーザー様にお試しいただければ幸いです。

超撥水、超滑水ガラスコーティング エクスシールド

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