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傷消し効果、傷埋め効果・性能

エクスシールドの傷埋め効果・傷消し効果の検証実験を交えた解説(顕微鏡による表面解析あり)

エクスシールドの傷消し傷埋め効果

 正直に申し上げますと当効果性能に関しましても「コーティングとしての性能」の追求した二次産物なのですが、二次産物と呼ぶには非常に高い効果を示しています。

硬化被膜型コーティング剤以外の製品傾向

 通常ワックスやコーティング剤においてもドライ施工タイプにおいてはこれらの性能が高い傾向にありますが、短期間一過性の効果である場合が多く見られ紫外線や熱・雨、洗車などの要因で非常に早期に傷消し効果が減退してしまいます。

 「傷埋め」と称している場合もミクロン単位、サブミクロン単位の傷に対して有効働いているポリマーは少なく、あったとしても塗装と施工したポリマーのバインダー機能が貧弱ゆえに効果の持続性においては不満が残るユーザー様は多かったのではないでしょうか?

 結果的に「傷消し・傷埋め」ではなく微粒子研磨剤を配合することによって塗装を研磨して傷を目立たなくする=薄くする製品が多いように感じます。最も微粒子研磨剤による軽研磨で傷を薄くするのが一番効果的であるというのは真実だと思っておりますし、これに関しては全く否定的ではありません。

 常用するのではなく3~6ヶ月単位での定期メンテナンスで使うとワックスやコーティング剤、デポジットなどの固着汚れのリフレッシュとともに超微細な傷が除去、または薄くなれば車も非常に綺麗に見えるはずです。

エクスシールド(硬化被膜型ガラスコーティング)の場合

 百聞は一見にしかずと言いますので実際に画像で感じていただければと思います。ただし良くあるパターンとして傷ついた面を区切って、施工/未施工ではつまらないですし、二次元の図解なんてもっと不毛で不確かなものなので「開発メーカーしか公開できないような画像」というもので解説させていただきたいと思います。

x-kizukesi2.jpg

未施工×1500倍以上

 一応倍率は明言できませんので1500倍以上の高倍率という情報で勘弁してください。これは傷ついたそのままの未施工面を顕微鏡で観察した様子です。

コーティング拭き取り前

 塗りっぱなしでの映像です。黒い物体の正体は未だ明かせませんが、ただ単に傷を埋めるための特殊な粒子です・・・という単純な物ではございません。

短時間での架橋反応

 顕微鏡の特性上、表面構造(ナノメートル単位での高さ)の変化でも焦点の変化が起きるため、被膜の構造と高さの変化で恐らくこのような状態になったと思われます。このあたりも研究と実験のコンテンツで今後明らかになるかもしれません。紫外線なし、室温20℃、湿度58%環境下で3分放置)

コーティングの拭き取り後

 完全に焦点距離での一点画像なので「角度や光の加減で誤魔化しが一切効きません」しかしながら誤魔化すまでもなく、一回の施工「塗って拭いただけ」でもこのくらいの効果があります。

 顕微鏡の1000倍以上の世界で観察しても明らかに分かる変化があります。黒く写っている傷が縁だけ黒くて中は透明になっているのが解かるでしょうか。傷に入り込んできちんと硬化して定着するため、傷消し効果が減退するという現象が起きないのです。実は他にも解説したい点はあるのですが、画像を見て想像してみてください。更なる効果が実は隠れているのです。

ちなみに外の世界ではこんなことになっていました。

x-kizukesi1.jpg

XYテーブルにパネルを固定

 1mmずれると全く違う場所を映してしまうので、とりあえず簡易的ですがテープで固定しました。本来は試料を細かくして実験するのですが、なるべく実際の環境に近いものを試料としたいということでこんな事になってしまいました。

傷の程度を光で確認

 傷の程度は肉眼だと「洗車傷が酷い車だなー」と感じるレベルの塗装を想定しました。顕微鏡の高輝度LEDの同軸光を当てている部分は確認しやすいと思います。

月並みな比較画像ですが

 在り来たりなので、あまり載せたくなかったのですが「在り来たりだからこそ」分かりやすいという事もある。ということでマスキングテープを剥がした右側が未施工、向って左は施工部分です。

2時間でもしっかり撥水

 硬化型ガラスコーティングは完全反応まで時間がかかることが欠点であり、エクスシールドに関しても例外ではありません。しかし実用域に達するまでの時間は非常に短縮されており、2時間後(室温20℃)でもかなり撥水能力が顕著化してきています。24時間後には対水接触角度がもっと上がって実用域に達します。

 傷が完全に復元されていない状態の荒れた面でもしっかり被膜の性能を発揮することが可能です。

超撥水、超滑水ガラスコーティング エクスシールド

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