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再施工時の部分補修機能

エクスシールド再施工時の部分補修機能と重ね塗りの可否についての画像、図解。

重ね塗りと部分補修(部分被膜定着)

 多くのコーティング剤が重ね塗りによる効果の向上を謳っていますがエクスシールドの場合は完全硬化反応後に重ね塗りをしてもほとんど効果がありません。耐ミスト性や耐インキ性の検証でもお分かりいただけると思いますが「超防汚・難付着性」なので非常に密着エネルギーの高いエクスシールドでも重ねて被膜を形成することは出来ません。

 実際には被膜形成出来るのですが、重ね塗りの被膜は定着が弱く短期間しか持続しません。

 よって効果的な重ね塗り出来るのは完全反応前、または表層の撥水効果が減退した時だけです。よって初回施工時に効果の向上を狙った重ね塗りをしたい場合は、施工して1時間くらい経過後にもう一度施工するような手順を踏めば重ね塗りが可能です。

重ね塗り効果が薄いことの証明

 以下のテストピースは点線で囲まれた部分(T字)をマスキングテープで覆ってからエクスシールドを施工しました。マスキングテープをはがしてからエクスシールドを悪意のある厚みで塗りっぱなし放置し、密着性から考慮して重ね塗りが出来ているか否かを実験してみました。 kasane1.jpg

 このような施工をすれば実際に重ね塗りとして機能しているか否かが分かる訳です。硬化被膜型以外では分かりにくい判別方法ですが、形成した被膜が脆弱では重ね塗りの意味が全くありません。

 硬度が非常に高くても数μm程度の被膜では塗装面に密着していない限り簡単に剥離・破壊出来てしまいます。パネル右下、未施工部分境界付近に負荷をかけて剥離を試みましたが、未施工部分において剥離破壊したのはほんの一部だけです。

 要は未施工部分に対しては塗りっぱなしで放置したエクスシールドの密着性が高いため剥離ぜずに破壊されにくいですが、エクスシールドが施工してある部分(マスキングライン以外)は密着性が悪く剥離したため破壊・除去できてしまいました。これはエクスシールドの防汚・難付着性によって塗りっぱなしのコーティング剤の定着を防止したからです。

 エクスシールドの防汚性能を顕著に表わしています。重ね塗りが出来ない=デメリット?ではなく、重ね塗りする必要がない。重ね塗りが可能であるということは、その程度の防汚性能であるとも言えます。kasane2.jpg

 エクスシールドは完全硬化反応後、重ね塗りしてもコーティング剤を弾くため施工できませんが撥水防汚性能が弱まった部分に対しては定着が可能になるため、研磨剤や強力なケミカルで部分的に処理して撥水が落ちてしまった際などは、その部分に再施工すれば部分的に撥水防汚被膜の再形成が可能です。

 上の画像のようにエクスシールドが効いている部分と、効いていない部分でかなりハッキリと境界が出来るため、上掛けした場合には撥水が落ちた部分=防汚性能が落ちた部分、になりますので、その部分にピンポイントでエクスシールドが定着し部分補修します。

 以下のように撥水が効いている状態は防汚性能も最大限に生きているためエクスシールドの重ね塗り効果は薄いです。塗りっぱなしで硬化した被膜を剥離させた後でも撥水は効いています。 kasane3.jpg

 

被膜再形成イメージ

 図解はイメージであって本来ならコーティング剤の本質を誤認させてしまうような感じがするので嫌いなのですが、テキストによる解説だけだとどうしても意味不明になってしまいがちなので一応作ってみました。

himaku.jpg

 以上のように撥水が低下した面には再施工することによって被膜を再形成することが可能ですが、落ちにくくなった汚れを除去してから再施工するようなメンテナンスを行う際はメンテナンス+再施工という2ステップが必要でした。

 しかしながら弊社Reシールドは荒れた撥水層を一度破壊してガラス結合層の表面を整えて、エクスシールドの超撥水防汚層をワンステップで再形成するメンテナンス剤です。異性質のものを誤魔化しでメンテナンス剤として採用し、コーティングの性質を殺すようなことはなく「本質的なメンテナンス」が可能です。

超撥水、超滑水ガラスコーティング エクスシールド

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