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透明性、可視透過率の復元力

バイザーやヘッドライトレンズの透明度・光沢の復元性能の検証、評価

樹脂光沢や透明度の復元

 塗装表面の傷消し性能や光沢復元性能は検証ページの通りですが、ヘッドライトレンズやサイドバイザーなどの透明樹脂の光沢復元や艶出し性能はどれほどなのか?質問等もございましたので検証いたします。

可視透過率計を使用した検証

 塗装面の光沢度測定であればグロスチェッカーと呼ばれる計器を使って測定をします。これはマテリアルの表面の光の反射度を数値化することによって実現しています。

 しかしながら透明なマテリアル(ガラスや樹脂レンズなど)に関しては反射によってコーティング剤による復元効果などを測定することはできません。

 そこで光の透過率を測定するような計器が必要になりますが、これは可視透過率計で数値化することができます。本来見た目で判断するのが一番分かりやすく手っ取り早い方法ですが、今回は「見た目・数値」を合わせて検証、結果を掲載することで結果に信憑性・整合性を持たせます。

テストピース・アクリル板の使用

 透過率の検証を行うにあたって、非常に透明度の高いアクリル板を使用しました。公称の透過率数値としては94、測定値は93でしたのでほぼ誤差範囲内です。

 このアクリル板を3000番の耐水ペーパーで表面を荒らすことによって透過率を下げます。傷がつくと透過率が下がる原因としては、傷の部分で光が屈折して拡散したり、全反射する光があるからです。

この割合がどの程度か?それを数値化するのが可視透過率計です。

可視透過率=透明度の復元

 まずは画像で確認してみてください。これは光沢度ではなく、光がどのくらい透過するか?透明性を測定する計器です。

touka1.jpg

 アクリル板のは片面に3000番の耐水ペーパーで傷を付けた状態での数値は87、エクスシールド施工で92まで復元することが可能でした。

 超微粒子研磨剤と硬化被膜の特性を併せ持つReシールドは少々時間を使って磨くことによって、傷を付ける前の93まで復元することが可能でした。

 一応正直に書かせていただきますと透過率は完全に復元しましたが、かなり薄くなったものの目に見える傷は残っている状態です。時間をかければ目に見える浅い傷を完全に近い形で除去することも可能です。

表面の状態、復元状態

 透明のアクリル板の傷の状態を確認するためには、バックラウンドのカラーに黒を持ってくると傷の状態がよく確認できます。これは全く同じクリア塗装をされている場合において、黒の方が傷が付きやすいと錯覚する原因を利用しています。

 黒は傷が付きやすいのではなく、僅かな光の屈折や反射が肉眼で見えやすい色なので「傷が目立ちやすい、認識しやすい」カラーということです。白背景では分かりにくかったアクリル板の曇りも一目瞭然、施工した場所もクッキリ分かると思います。

touka2.jpg

 上のパネルは全体を#3000番のペーパーで磨いて曇らせたあと、マスキングテープで分割して任意の場所に施工したものです。以下の画像はそれぞれのアップ画像です。クリックで拡大します。

エクスシールド施工後の透明度

touka-x.jpg

Reシールド施工後の透明度

touka-re.jpg

エクスシールドReシールド比較

touka-hikaku.jpg

全体的な比較

touka-all.jpg

 以上のように数値的にもかなり復元しており、視覚的にも透明度の復元効果は認められます。他のコーティング剤やワックスでもあるいは近い結果を出すことが可能かもしれませんが、エクスシールド及びにReシールドは密着性の非常に高い硬化被膜型のコーティング剤です。

 傷の間に入り込んで硬化被膜化した結果であるため、油性の艶出し剤のように一回洗車したら傷が浮き出してきた・・・回数を重ねるごとに傷が浮き出してくるという現象が他製品とは比較にならないほど非常に起きにくくなっています。

 傷取りも目的とした場合、研磨剤よりも時間がかかりますが同時コーティング出来るReシールドは極めて秀逸な性能を有しています。

超撥水、超滑水ガラスコーティング エクスシールド

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